「良い音楽」を

 

 

 

幸せになりたいと思うから不幸になっちゃうんだよ。

 

 

 

幸せなんだよ、生きてるだけで ──────

 

 

 

 

 

「20歳のソウル」観てきました。

 

 

 

人が亡くなってしまう実話のはずなのに、

明るくて強くて真っ直ぐで。

 

 


希望に満ち溢れた映画でした。

 

 


観賞済のフォロワーの皆様から、タオル忘れずに!とかメイク落ちます!って忠告を受けていたので、タオル持っていったし他に用事ないからすっぴんで行きましたが。

 

 


全く意味を成してないマスクと共に帰りました。ぐしょぐしょです(汚い)帰りお手洗い寄って鏡見たら目真っ赤に腫れ上がって化け物みたいな顔した私が写って引いた。泣きすぎ。

 

 

 

ストーリーを簡単にお伝えすると、浅野大義さんという実在された人物のお話。市立船橋高校の名応援歌「市船Soul」の作曲を担当した大義さんは、高校卒業後に病に襲われ20歳という若さで亡くなりました。

 

 

 

目立ちたがり屋で、いつも真ん中にいて、誰よりも人に優しく、明るく真っ直ぐな大義さんと仲間、家族、恋人、恩師、そして音楽との絆の実話です。

 

 

 

 

そもそも私が観に行ったきっかけは、ご存知の通り佐野晶哉が出演するからで。晶哉がスクリーンいっぱいに映るの楽しみ〜!って気持ちで映画館に足を運びました。

 

 

 

もちろん最初に晶哉が映ったシーンは、嬉しい気持ちと誇らしい気持ちでいっぱいになったけど。途中からは佐野晶哉ではなく佐伯斗真でしかなくて、物語の一登場人物として観ている自分がいました。

 

 

 

一番印象的だったシーンは、晶哉も言っていたピアノのシーン。大義くんと高橋先生の会話があるなかで、大義くんのつくった曲をピアノで演奏するという場面。ピアノも緊張するだろうし、あくまで佐伯斗真で居なければならない。そこには大義くんの友人として支える斗真の姿があって、自然と涙がこぼれました。

 

 

 

この映画の不思議な魅力は、終わる頃に「明日も頑張ろう」と前向きな気持ちにさせてくれるところ。それはきっと大義さんのもつ力なんだろうなあ。

 

 

 

大義くんのために合唱の動画を届けるシーンも、葬儀場で市船Soulを演奏するシーンも、悲しくて仕方がないというより明るく勇気づけよう!大義のために笑おう!という雰囲気がひしひしと伝わってきて。

 

 

 

こんなに愛された大義さんは、きっと自らも仲間や家族を大切にして人を愛した方だったのかな、なんて勝手に想像しています。

 

 

 

そして何より音楽が最高に素敵な映画だった!観終わった瞬間から、ずっと市船Soulが頭の中を駆け巡ってます。メロディーを思い浮かべるだけで思い出して泣いてしまいそうなくらい。

 

 

 

個人的なお話にはなりますが、学生時代に吹奏楽部、オーケストラ部を経験した私にとって音楽は特別で。小さい頃から運動はからきしダメだったけど、音楽だけはいつもそばにありました。

 

 

 

仲間とつくる音楽って何よりも楽しいんだよねえ。仲間割れもあるし、時には投げ出したくなることもあるけど、やっぱり最後は頑張ってよかったー!この仲間と一緒にできてよかったー!ってなるから大好き。

 

 

 

大義くんが旗持って、部員みんなで屋上駆け回ってるシーンなんかボロボロ泣いちゃった。あまりに青春が眩しくて。

 

 

 

今は今しかなくて、明日は神様からの贈り物で。生きていることが当たり前じゃなくて、それだけで幸せなことで。

 

 

 

大義さんのように名を残すことは出来ないかもしれないけれど、自分が居なくなってもどこかに私が生きていた証が残るような、誰かの心に残るような、そんな生き方が出来たらいいなと感じました。

 

 

 

晶哉のおかげでこんな素敵な映画に巡り会えて本当に幸せ!私の中できっと一生大切にしたい映画のひとつになる予感がしています。

 

 

 

斗真と同じように仕事が忙しいからと最近触ってなかった楽器、次のお休みの日は久しぶりに演奏しようかな。

 

 

 

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